南小国町と阿蘇市のちょうど中間地点にある自然豊かな山奥にひっそりとお洒落な建屋がTAOリトリート&カフェです。その建屋の多目的室にさいかい産業SS-1後期モデルを設置頂きました。私どもがペレットストーブを販売する前から、初期型のSS-1を設置されていました。そのストーブの調子が悪いとお話を頂き現地に調査に行きました。運転中に消化してしまったり、着火がうまくいかないなどのトラブルが頻発していたそうですが、実際に運転しても原因がわからず、どうしようか迷っていたところ、ちょうど弊社の方で中古が出たので同じ機種の後期モデルと入れ替え工事を行い問題なくご使用いただいています。後にわかったのですが、本体内部の吸気管の中にドロバチが巣を作っており、吸気不足を引き起こしていたそうです。原因がその当時全く検討がつかなかったのが、私としても不本意でしたが勉強になりました。以前の配管仕様は直接排気といって、本体から３０cm程度外部に排気管を出して終わりという排気方法が取られていましたが、今では、立ち上げ配管を行うので虫も入る事が少なくなっており、この様な事例は、ここ以外ではまだ経験がありません。
初期モデルは、吸気ファンと排気ファン二つの操作が必要だったので、ちょっと複雑な仕様で燃料によっては、立ち消えなどのトラブルがあったそうです。私どもがペレットストーブの販売を始めた頃には、初期モデルは販売終了していたため、詳しい事情がわかっていませんでした。今後のストーブメンテナンスに役立てたいと思います。