今回は、由布市にある新築のお宅にエディルカミン・シェリーアップの設置工事です。設計の段階からの設計士さんとお施主様と打ち合わせを行いました。
当初、薄型タイプをご希望でしたが、コーナーへの設置位置はすでに決まっており、薄型は本来平行設置型で転倒防止策が必要であったりスペース確保も難しかったため断念。出力も10kwオーバーの大型をご希望していたため、エディルカミンのシェリーアップへの変更が決まりました。
シェリーアップの総重量は240kg。ペレットストーブの中では最重量級になります。手運びではよっぽど場所がよくなければ不可能な機種になります。今回は、デッキにユニックを使って運び入れ、そこから室内へ運ぶ計画にしました。重さに耐えれるようにパレットを作成して運び込みの準備も必要でした。
内装工事に入った段階で、保護管差し込みにお邪魔していました。当初より設計図書で計画していた位置と現場で間柱、筋交い位置が若干違いがあったので、計画変更して配管仕様を変え、配管位置の変更も行いました。
フロアプレートも丸いタイプを選ばれました。ストーブも円柱タイプなので愛称ばっちりです。
肩ベルトを使って屋内へ本体の移動。外装パーツや付属品は外した状態ですがおよそ180kg程度はあったと思います。いままで持ったストーブの中ではトップクラスの重さでした。なんとか計画通り屋内へ搬入できたので一安心。
屋外デッキでは、外装セラミックの組み立てを行いました。いつもなら2人で設置する事が当たり前になっていましたが、今回は3人掛かりでの設置。分業で作業を進めていきます。
こちらは、排気管の組み立てを行います。保護部材の余分をカットし二重吸排気システムを取り付け本体と接続していきます。
本体と排気管の接続を行い、最終設置位置を決めます。プレート位置と本体の位置がずれない様に慎重に排気管の長さをカットしながら接続位置を微調整しています。
外部排気管の組み立てです。屋外デッキの汚れも気になったので、デッキを交わす程度に横引きを入れ、通路の邪魔にならない様に軒天から二股の吊り金具で固定しています。
外装カバーの取り付け。セラミック製のボディを微調整しながら取り付けていきます。陶器でできているので慎重に取り扱う必要があります。重量もあるので一歩間違うと折れたり割れたりする恐れがあるのでかなり気を使います。
すべてのパーツを組み立てて完了です。このあと取説と試験燃焼を行い無事設置完了です。
天候も良く一日で無事設置が完了しました。