太宰府にお住まいお客様より、弊社での福岡県内での設置事例を知り取り付けのご要望をいただきました。夏に一度現地調査に伺い、設置工事は10月に入ってからでしたが、RC構造のお宅で抜き位置を悩みましたが、お客様の要望に近い場所に設置することができました。
図面が残っていたのでコンクリート厚が約150あり、内装はリフォームされていて実際の壁厚はおおよその判断で標準の排気管で問題ないと思っていました。それが後々わずかな誤差で排気管の延長が必要になるとはこの時全く想定していませんでした。
設置当日は久しぶりに雨に遭遇しましたが、ホコリも立たず逆に施行しやすい日和となりました。今回は場所も良かったので乾式のコアドリルを採用しましたが、モーター出力が弱いためコンクリートを貫通するのに4時間程度時間が必要でした。予定の150mmを過ぎたところで全く抜ける感じがなく困惑しながらコア抜きを続け、ようやく抜き終わってから気づきました。外壁もどうやらモルタルで補修されており結局180mmあり、コアギリギリのところで貫通することができました。この30mmの差が標準管の配管長さが足りなくなる原因になりました。
薄く見えますがコンクリ厚が150、手前の吹付されている外壁側にモルタル30で合計180mm。屋内側には空気層、厚めの断熱材があり壁厚300mに。
本体組み立てを進めていくうちに、壁内の排気管が足りないことに気づきました。コア抜きに時間がかかるのは織り込み済みでしたが、まさか壁厚が想定より厚いことになるとは思いもせず、後日に排気管延長部材を取り寄せて、あたらめて試運転と取説に伺うことになりました。
後日、延長管が届き排気管の接続が完了し、無事に試験運転と取説ができました。
今回は想定外がいくつもありまして、設置完了に少し時間を要しましたが無事に設置完了です。今後はリフォーム物件では予備の延長管は常備することにし、現場での不測の事態に対応できるように心がけていかなきゃです。