お知り合いから弊社がペレットストーブの取り扱いをしている事を聞き遠方より見学にお越しいただきました。山本製作所のOUを検討されており、打ち合わせも急ピッチで進み、現地視察無しですが即決でのご契約となりました。ご依頼は少し遠方になりますが設置工事を行う事になりました。
すでに新築のお宅にお住まいでしたので、図面から干渉物が無いことを確認した上で排気管仕様はMC管二重吸排気システムとし屋外立ち上げとしました。
近くのコンセントから壁内の仕様を確認してから定位置にコア抜きを行います。毎度の事ですが慎重に位置決めをして壁の中を探りながら作業を行います。
まずは、プラスターボードだけをくり抜き、壁の中の状態を確認。問題が無い事が確認できてからコア抜きを進めて行きます。
プラスターボードの場合、ほぼ板胴縁にあたります。問題は無いので、くり抜きし易いように下穴を掘ってからくり抜きます。
キレイにくり抜いて後から差し込む保護部材が、隙間なくピッタリ収まるようにしておきます。
今度は屋外側からコア抜き。センター位置を若干屋外側を下げて穴の勾配をつけます。台風などの強風の場合には雨水の侵入も考えられるため、入ってきた場合の屋内側への侵入を防ぐ必要があります。屋外側の板胴縁もキレイにくり抜いて保護管との隙間ができるだけ無いように仕上げていきます。
断熱材が分厚いときは、勿体無いですが、くり抜いて断熱材が締まりすぎないようにします。断熱材も適度な密度でないと機能が低下してしまいます。
保護部材を差し込み外壁側も屋内側もコーキングで隙間を埋めていきます。雨水が侵入した場合、壁内に流れ込み断熱材を濡らしてしまわないように徹底して雨仕舞いしておきます。
さあここからはサクサク作業が進みます。コア抜き&雨仕舞いが作業時間の大半を占めています。リングカバー周りのコーキングの準備を行なって配管を繋いでしまいます。
排気管を接続して外部はほぼ終了です。
屋内側も本体と接続完了。
炉内のバーミキュライトとロストルカバーを取り付けて全ての作業が終了です。
あとは、パラメーターを設定変更して試し運転と取説を行い設置工事は完了となりました。少し遠方でしたが燃料の供給も問題なくスムーズに行える環境でしたので安心して取付工事をすることができました。