新築のお宅にマイナーチェンジされたほのかPS-631Fを導入いただきました。設計の段階から設置位置を落とし込めたので収まりよく設置ができました。外壁施工前に保護部材を先に入れることで、気密確保、雨仕舞ができ効率よく作業ができます。
このように、余尺付きで保護管をいれており、施工当日に余分をカットして排気管を通します。コーキングもしっかりしてもらえています。
本体を運び入れ、屋内側はクロスで見えませんが、貫通したφ140の穴がコーナーに隠れています。コンセント位置も打合せ通りの位置についています。
今回は、MC管仕様で二重吸排気管を採用しています。メーカー標準管よりブラック色のMC管が人気があります。標準管仕様より2万円程度高くなりますが、こちらを採用される方が多いですね。
排気管を本体と繋ぎ、本体位置を固定しています。壁貫通部のφ40の口が給気管が繋がります。
外部の仕上がりは、このように屋外立ち上げです。お客様自身でのシーズンオフメンテがしやすく、この仕様が一番いいと思います。極寒の地域では、屋外立ち上げは排気温度が下がりやすく運転に支障が出る恐れがあるので東北や北海道では断熱二重管を使用するそうです。数メートルの積雪や台風並みの強風は九州ではまずありえないので、この仕様で問題はないでしょう。
今回のマイナーチェンジでうれしい変更点がありました。燃料の残量センサーがついに国産ストーブで3機種目(禅、OUに続き、ほのか。すべて山本製作所のストーブ)この残量センサーはストーブには必須と思われるほど重要なのですが、まだほとんどのストーブには採用されていないのが現状です。燃料切れから再着火は燃料送りをしないとエラーで着火できなかったりと、イライラの原因になります。ぜひ、ほかのメーカーさんも標準仕様にしてもらいたい機能の一つです。
二つ目の改良点は、燃焼プレート背面の凸凹がなくなりお掃除がさらに簡単になりました。毎日のお手入れも刷毛一本で数秒でできそうです。山本製作所さんの燃焼皿は、フラットに作られているので、カバーを外すだけで灰を落とすことができるので非常にお手入れが簡単です。(写真は燃焼カバーがついていない状態)
設置完了後、試験燃焼と取説までで約2時間半程度の作業時間でした。保護管を先に取り付けておくと本体設置工事もかなり早く終わりますね。当日の穴あけだと位置確認や気密処理などで1.2時間ほど時間が必要になります。