今回のペレットストーブ設置工事は、既存ダルマストーブの撤去と入れ替えを行ないました。入れ替えたダルマストーブはほとんど飾りで置いていた様でしっかり暖房ができるペレットストーブの設置となりました。玄関の風除室兼離れへの渡り廊下の位置で玄関ホールの冷え込みを解消したかったそうです。

ダルマストーブ撤去

煙突と薪ストーブ本体の可燃物からの隔離距離が取れず飾りとして設置されていました。今回は、丁度φ105の既存煙突の穴を利用して排気管を抜く事にしました。壁内にはメガネ石も使用されていたので外さずにそのまま利用しました。

ハゼ折りシングル煙突

SS-5

ダルマストーブよりサイズは大きいのですが、以前よりスッキリ壁際に収まりました。本体排気口の位置も丁度右後ろにあるので、排気管を真っ直ぐに立ち上げる事ができ通路にも邪魔にならず最適な設置位置となっています。

屋内T字管

屋内側に灰確認用のT字管を取り付けました。本体に直結しているT字管は屋内吸気口付きで、写真の物は吸気口なし。メガネ石カバーを取り外すと壁の塗装の違いやメガネ石が露出してしまい収まりが悪いので、壁面金具を直接ダンパビスで固定して取り付けました。

拡散トップ

屋外側もメガネ石カバーを残し、屋内側と同様に仕上げました。廃棄トップは拡散トップを採用して、下のお客様通路に排気ができるだけ降りない様にしました。当初はケラバからもう一度立ち上げようと考えましたが、こちらの方がよりスムーズな排気ができそうなのでこちらに変更しました。

ハンマートーンブラック

今シーズンから、生産終了したSS-1や現行のSS-10と同じハンマートーン塗装に変更になりました。全シーズンまでは真っ黒で傷が目立つ塗装でしたが、人気のあったハンマートーン塗装が採用されました。傷も目立ちにくく絶対にこちらがかっこいいです。

オーナーや職員さんから、玄関ホールが暖かくなったと喜んでいただけました。燃料の補充や火の番が要らない実用性のあるペレットストーブを選ばれて大正解ですね。