木材の事を知ってますか?
意外と使われている材料の事って、詳しく知らない事が多いと思いませんか?もし、素材の事や作られる工程を知っていたら、自分の家に使う材料の選択も変わってくるかもしれません。一生に一度の家づくりと良く耳にしますが、選ぶ要素が価格でしか選択肢がなかったりもします。もしかしたら木材という事だけで、どこの材料かも知らないし興味もないという可能性もあります。もっと材料の事を詳しく知る事が出来れば選択肢は広がり、使用されている材料への愛着も湧く事でしょう。
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私たちが考えるものづくり
中に住まう人の健康を考える事はもちろん、作っている私達が本気で美しいと思える製品を生み出すこと。それと共に環境に負荷を与えるような工程で作られる木材製品であってはならないと考えます。どんなに屋内環境を良くしても、屋外環境が悪化するようなモノづくりの姿勢であっては本末転倒です。地域資源を無駄なく活用し、木材の性質にあわせた製造工程で木材の良さを一層引き立たせる。それが私たちの、ものづくりへのこだわりです。
小国杉が持つ魅力を引き出す
植林が始まって250年の歴史を持つ小国郷には、自然の恵みを受けゆっくりと時間をかけて育った小国杉があります。この小国杉が持つ色合いや質感は、日常の生活に自然と溶け込む美しさを持っています。自然の力と人の手によって生み出される、この豊かな森林を無駄なく活用し、地域や自然の循環を守り、次の世代に大切な資源としてまた繋げていきたい。そう願いながら私たち河津製材所の製品は生み出されていきます。
特徴に合わせて一枚ずつ丁寧に製材
木材も人と同じで、一本一本が違う顔を持っています。それは、育った山の方角、傾斜、地質、樹種、樹齢、など様々な要素が重なり一本の木は形成されており、その木材が持つ特徴に合わせて製材をしなければ、木材が本来持つ良さを失ってしまいます。だからこそ私たちは台車挽きで一枚ずつ丁寧にその木材にあった製材を行なっています。たった一枚の板でも熟練された技術なしに木材を製材することはできません。
色合いや艶を失わない地熱低温乾燥
熊本県最北部に位置する小国町の岳の湯地区で地熱エネルギーを利用した乾燥施設によって、弊社製品の4m材は乾燥されています。水蒸気が自然に噴出しており、昔からこの地域では暖房や給湯、農産物の乾燥や調理に利用されていました。この地区の地熱エネルギーは非常に強く路面や空き地など、いたるところから蒸気が噴き上げています。 この水蒸気をいったんタンク内に送りこみ、地域内に配置されたパイプを通して熱を供給し輻射熱を利用して乾燥を行います。この地熱を活用した製品を、弊社ではエコドライ製品として生産販売を行っており、クリーンエネルギーを利用した木材の乾燥方法として注目を集めて います。
環境や木材に一番優しい天然乾燥
私たちの工場のすぐそばに、合わせて約1haの自然乾燥場があります。弊社製品の2m材はこの天然乾燥で製造されています。天然乾燥といえば質が低い乾燥方式と思われがちですが、時間をかけて丁寧に乾燥させることで人工乾燥製品に負けない含水率まで乾燥させることができます。乾燥期間は約3ヶ月間。一枚ずつ手作業で干され、自然の風を受け少しづつ乾燥していきます。人工乾燥とは違い急激に乾燥しないため木材が持つ調湿効果は失われず、木材そのものの色と艶を残したまま美しい木肌をもつ製品へと仕上がります。
より自然に余計なものは足さない
私たちの扱う小国杉は、素材そのものの良さが売りの一つですので、死節(しにぶし)を埋める工程一つにもこだわりを持っています。若木の枝で作った埋め木や樹種の違う木材の枝を、そのまま埋め木に使ってしまうと、色の違いや質感の違いで補修した部分が目立ってしまい木材の風合いを落としてしまいます。よく染料で染めた樹種の違う埋め木を目にしますが、私たちは、出来るだけ自然に近い状態で違和感のない埋め木になるように、伐採された樹齢100年以上の小国杉の枝を使用しています。古い木材の枝は芯に赤みがあり生節の質感に近く板全体の質を保つことができます。もちろん、この埋め木も工場内で作られています。
精度の決め手モルダー加工
反り、曲がり、厚みに合わせ削る厚みを調整しながら加工されています。同じ一本の丸太でも外側、内側で取れる部位によって変化する木材の性質を熟知しなければ、この作業を行うことはできません。刃物の切れ味や空気中の湿度一つで、厚みや幅が変化するほど繊細な木材を均一の製品に整えるには、経験と技術が必要です。切り出された時期や出荷される時期、使用される時期によって絶妙な調整を施しています。規定を厳守するのは当然ですが、それだけでは、品質を安定させることはできません。季節や時期によっても変化する木材と実直に向き合ってきた私たちの経験と技術なしに小国杉の良さを引き出す事はできません。
数々の工程の仕上げに浮造り加工
木材の柔らかい部分を特殊な加工でへこませて木目を浮き立たせる加工です。木目に沿った凹凸を再現し、天然木ならではの美しさをより際立たせると共に、すばらしい材質を持つ小国杉の艶をより引き出します。一般的なフラット仕上げ(ペーパー)に比べると、驚くほどの光沢をもっており、肌触りはとてもなめらかで触れると小国杉特有の油分の多さを肌で感じることができます。小国杉は、一般のスギにくらべ比重が高く、強度があり傷がつきにくいという特徴があります。それに加え浮造り加工を施すことで、より傷が付きにくくなっています。
小国杉
厳選された小国杉を取り扱っています。条件にあった木材のみを仕入れ製材加工を行っています。内装材専門で製材加工を行なっているので、樹種や樹齢の異なる素材や他地域の木材が混ざることは一切ありません。
産地
小国郷/小国杉
素性の良い直材を主に、径級24~48cmの中径木を使用しています。標高が高く気温が低い地域で育っており、木目が詰まった赤みの多い素材です。
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樹齢
樹齢70年~100年
計画的に植林されて間伐、手入れが入っている森林から伐採された木材です。現在流通している間伐遅れや手入れの入っていない間伐木材とは違います。
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品種
アヤ、ヤクノシマ
堅木で材肌に艶があり、色合いは薄いピンクから薄いオレンジをしており、杉材の中でもトップクラスの美しさを持っています。
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製品寸法価格一覧
デザインや用途に合わせて寸法をお選びください。
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